« みもりさんから | メイン | 野中英次さんが・・・。 »

2008年8月13日 (水)

太田モアレさんと新連載

8月2日のブログにおいて、good!アフタヌーン初号より、ある新人の連載がスタートするという話を書きました。
太田モアレさんという、四季大賞を受賞された、でも連載経験などもちろんない、新人さんです。
ところが驚いたことに、漫画家さんや書店員さん、講談社内の他部署の人間から
「太田さんの連載が載るんだって!?」という反響を多数頂きました。
正直、ものすごくびっくりしています。
たった2回、アフタヌーンの付録小冊子「四季賞PORTABLE」に作品が載っただけの、
正真正銘の新人さんですよ。
その新人の初連載に対し、ここまで期待含みの反響を頂戴するとは夢にも思っていませんでした。

以下、太田さんの担当編集者より、太田モアレさんとその新連載にまつわるコメントをもらいましたのでここに掲載します。
僕の文章も長ったらしいですが、コイツの文章はそれに輪をかけております。
その思いのたけを読んでやってください。

「太田さんと私、すなわちアフタヌーン編集部アライが初めて出会ったのは2007年の2月ぐらいの事だったと思います。
太田さんはアフタヌーンの新人漫画賞・四季賞に『囚われクローン』という作品を投稿され、
私はそれを読み、このちょっと奇妙な漫画を描いた太田さんに興味を持ち、連絡をとったのでした。
会ってみた彼はB級映画と格闘技が好きな好青年であり、私事ながら育った地域が私と近かった事もあり、
大いに将来を期待させるものでありました。その後太田さんは次作『魔女が飛んだり飛ばなかったり』で
見事四季大賞を受賞されました。この2作品はアフタヌーン付録「四季賞PORTABLE」に掲載されましたので、お読みになった方もおられると思います。
そして、今回のgood!アフタヌーン初号から連載となったわけですが、
その内容等は読んでからのお楽しみとさせていただき、今回は掲載に至る経緯などをご説明したいと思います。
太田さんの新作連載漫画(名前はまだ完全に決定したわけではないので、伏せておきます)は、
『魔女が飛んだり飛ばなかったり』受賞直後にその最初の20ページぐらいのネーム(絵コンテ
)を見せてもらっていました。最初の1ページ目から本当に面白く、読んでいてすっかり慌ててしまい、
「は、はやく続きを!」と口走ってしまったのをよく覚えています。
その後、そのネーム(絵コンテ)は50ページほどの連載漫画の1話目として整理されました。
そのまますぐアフタヌーンで発表することも、もちろん出来たわけですが、ちょっとこの企画は寝かしておくことにしました。
その理由は太田さんからまだ自分はこの作品を描くには実力が不足している、
ついてはアシスタントなどで画力を磨き、さらに読み切りを数本描いてしっかり実力をつけてから世に出すのがよいのではないか、との提案があり、私もその意見に賛同したからなのです。
そして太田さんは昨年秋からアシスタント稼業を始め、さらに自分の新作漫画のネーム(絵コンテ)にとりかかったのでした。ですが、ここで急転直下の事態が起きるのです。
寝かしていたネーム(絵コンテ)が「企画はねぇか~」と編集部をうろうろしていた『good!アフタヌーン』チーフ金井にめざとく発見されてしまったのです。それを読んだ金井も「は、はやく続きを!」と言ったかどうかは覚えていませんが、good!アフタヌーン初号への掲載を即時要請されたのです。

私はそうなると前に太田さんと計画した道筋からそれてしまうな~、と思いつつ太田さんに連絡をとったところ、「いいっすよ」と快諾を得ることができたのです。
まあ、こんな長文で結局何が言いたいかというと、編集者2人をあっという間に魅了した太田さんの新作はとても面白いものになる、ということです。
そして、新作読み切りも近いうちにこちらは月刊アフタヌーンに載ることになると思います。
どちらにもぜひ、ご期待ください」 

アライ

・・・長い!!
でも、担当編集者としての期待度がよーくおわかり頂けると思います。

こんなことをいろいろと書いておいてなんなのですが、太田さんにはこのサイトを見ていただきたくないなぁと、実は思っていたりもします。
余計なプレッシャーになってしまったりしたら嫌だなあと。
でも、たぶん杞憂におわることでしょう。
いまだにお会いできていないのですが、太田さんが「ふてぇヤロー」であろうという予感は
日々強くなっていくばかりです。
期待を追い風に、スゲェ漫画家になっていただきたいと心から願っております。
太田モアレ、ガンバレ!!!

20web ※写真は太田モアレさんの大賞受賞作が収録された「四季賞PORTABLE 2007秋のコンテスト」の表紙です。
ちょっと見にくいかな。